このような悩みに向けた記事です。
2級建築士を独学で学ぶ人は、テキストの選び方に悩んでしまう人もいるかと思います。
僕はそんな人たちにテキスト選びを失敗してほしくないんです。
(僕はテキスト選びに失敗してしまいました。)
そこで今回は【この本だけはまだ買うな!】初学者・独学にオススメしないテキスト1冊を紹介していきたいと思います。
その本を先に言ってしまうと「スタンダード2級建築士」というテキストなんですが…
この本は初学者が使うにはまだ早い気がしました。
なぜこの本をオススメしないのか説明していきます。
※筆者はこの本の1度読みました。
本日の記事の流れ
・なぜ独学にオススメできないのか?
・この本の内容は?
・向いている人・向いてない人
それでは早速見ていきましょう!
「スタンダード2級建築士」はなぜ独学にオススメできないのか?
僕は専門学校に通っています。
なので初学者・独学とほぼ同じです。
まだ知識もないし単語もわからないし。
そんな状態で「スタンダード2級建築士」を一文字ずつ目を通してみました。
そしたら....
内容が全く頭に入っていなかったのです!
初学者・独学にオススメできない理由を述べると…
(あくまで個人的な意見です。)
・この本は専門用語が多すぎる
・独学には理解しづらい
・国語力がないとキツイ
・イラストがあまりなく想像しづらい
よく本屋さんでは「独学にオススメ」って書いてありますが、罠です!
よく考えてから買ってください!
僕はその誘導にハマって買ってしまったのですが(笑)。
使ってみた印象として初学者・独学には向いていないテキストだなと個人的に感じました。
この本すべてが悪いわけではありません。
もちろんいい点もあります。
・試験に出るところをピックアップされている
・ページ数が少なくて持ち歩き便利
・試験問題もある
などなど
なのでこの本はある程度の基礎知識を持っている人、大学や専門学校を卒業した人にオススメな本だと思いました。
みんなに愛されていて、良い参考書なのですが....
建築の基礎知識を知らない人が、いきなりこの本を読んでも理解できないまま終わるだけです。
合格者がオススメしている本です。☟
「スタンダード2級建築士」の内容は?
簡単に説明していきます。
この本は4つの科目ごとに区切られています。
建築計画 建築法規 建築構造 建築施工
それから試験問題まで用意されています。
ページ数は約270ページで、他のテキストよりも薄い。
重要な箇所もしっかりピックアップされてありました。
また、易しい問題から難問まで幅広くテキストに書かれています。
建築士受験をするうえで定番のテキストと言えるそうです。
本書の構成は?
ちょっと見づらいかもしれません(笑)。
見開きページが大体こんな感じになっています。
出題パターン
建築士試験での出題パターンと学習のポイントを簡単にまとめているようです。
出題頻度
試験での出題頻度、重要度を示しています。
出題率100%以上の問題は毎年必ず出題されている問題です。
出題率70~100%は頻出項目で毎年かなり出題されます。
出題率10%~70%はそこまで出題はされませんが合格のためには見逃せません。
覚えておこう
暗記すべき重要なキーワードが簡単にまとめてあります。
問題と解答
左のページに問題、右のページに解答をまとめています。
ページでやった内容が問題になって出題されるので、自分がどのくらい把握できたか試すことができます。
この本で勉強するのに向いている人・向いていない人
「スタンダード2級建築士」は向き不向きがあると思います。
ちなみに僕には向いていませんでした(笑)。
ではどのような人が向いているのか見ていきましょう。
この本で勉強するのに向いている人
個人的に思ったのは…
・大学・専門学校を卒業した人
・国語力がある人
・基礎知識を持っている人
・早めに知識を習得したい人
一つ一つ解説していきます。
・大学・専門学校を卒業した人
なぜ学校を卒業した人に向いているのか?
それはすでに授業で学習しているからです。
スタンダード2級建築士という本はすでに基礎知識を学んできた人向けだと思っています。
学校を卒業したなら知識が頭に入っているはずですよね?
その状態でこの本を読めばスラスラと頭に入るのではないでしょうか?
・国語力がある人
国語力(読解力)があれば苦労することなく読み進めていけるのではないでしょうか?
参考書を読んでも理解できるという方にはオススメの本だと思います。
・基礎知識を持っている人
建築計画 建築構造 建築施工などの科目に関してある程度の知識があれば余裕で理解できます。
むしろこの本をオススメしたいくらいです。
逆に建築に関しての基礎知識を持っていないと理解できない本です。
ある程度の知識を身に着けるまでこの本は買わないようにしましょう。
・早めに知識を習得したい人
試験までに時間がない!
仕事が忙しくて勉強時間があまりない!
そんな人にこのテキストは向いています。
試験に出る問題をピックアップしており、無駄なく勉強をすることができます。
本気で勉強すれば1か月以内に読み終わる量ですよ。
この本で勉強するのに向いてない人
これらの人たちはこの本を買わないことを強くオススメします。
・学生
・国語力がない人
・初めて学ぶ人
後悔のないように別のテキストを選びましょう。
それでは一つ一つ解説していきます。
・学生
授業の復習をしよう!
そう思っていても授業の内容とこの本の一致する箇所があまりありません。
学校の授業を受けながらこのスタンダード2級建築士で勉強するのは効率が悪いし、頭に入りません。
(僕がその例です。)
それでも学生のうちに勉強したいならもっといいテキストがあります。
そちらを買って勉強してみてください。
正直スタンダード2級建築士は学生にはまだ早いと思っています。
・国語力がない人
スタンダード2級建築士はとにかく文字が多めです。
(イラストが思ったより少なめ…)
それに難しい用語や言い回しが多用されていて、国語力がない人には扱いにくいかもしれません。
なので国語力(読解力)がないと読んでいて苦痛に感じるかもしれません。
文字を読むのが苦手な人にはオススメしないテキストだと感じました。
・初めて学ぶ人
知識が何もない状態でこの本を手に取るのはやめた方がいいです。
僕みたいに理解できずに終わるだけです。
初めて学ぶ人にオススメしない理由として…
・専門用語が多すぎるから
・理解できずに終わるから
・途中で挫折してしまうから
この3つの理由です。
人それぞれあるかと思いますが、初めて学ぶ人にはオススメできないテキストだと思いました。
まとめ
この本が初学者・独学にオススメできない理由として…
・この本は専門用語が多すぎる
・独学には理解しづらい
・国語力がないとキツイ
・イラストがあまりなく想像しづらい
「スタンダード2級建築士」は初級者向けというより中級者向けのように感じました。
建築科目に対する基礎知識がないと理解しづらいです。
逆に言えば基礎知識さえあれば非常に便利なテキストです。
なのでこの本を手にする前に科目ごとの基礎を1から学んでください。
初級レベルまで学ぶことができたら、この本を手にすると良いでしょう。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次回~。