皆さんこんにちは!DTM製作所のKengoです。
今日はメロディを作るときのテクニックについて解説していきます。
「いいメロディが作れない...」
「毎回似たようなメロばかりできる...」
そんな悩みを持つ方はぜひ記事を参考ください!
この記事を見るメリット
・メロディの作り方が分かる
・違和感のないメロディが作れる
・プロや人気アーティストが使っている手法が分かる
この記事を読むべき人
・作曲初心者
・DAWソフトで作っている人
・作曲に行き詰っている人
※多少専門用語が出てきますが、詳しく解説します。
シンコペーションを使って驚きを与える
シンコペーションとは小節の頭からはみ出してメロディがスタートすることです。
普通、曲には8分刻みで強弱のリズムがあります。
そこにシンコペーションを加えることによって、リズムを狂わすことができます。
「リズムが狂ったらおかしくなるんじゃ...」
あえてリズムを狂わすことによって独特な効果があり、聴いてる人に印象を与えることができます。
音楽界では「リズムを食う」とよく言われます。
シンコペーションは米津さんとか結構使っているイメージです。
独特なリズムを演出しますがその反面、扱いが難しいです。
シンコペーションをする判断として...
「なんか幼い曲調だな...」
「単調だな...」
と思ったときに入れてみるとおススメです。
試しにやってみて合うか合わないか自分で判断してみましょう。
コードをシンコペーションさせるのもありです。
noteの方でも解説しますが、一度できたメロディをあえてずらしてみるのも効果的です。
レイドバックさせてサビ前に余裕を持たせる
レイドバックとは小節頭から8分音符分後ろにずらすことです。
(必ず8分音符分ずらすわけではない)
よくサビに入るときにレイドバックさせて余裕を持たせるときに使われます。
使うことによって落ち着いた感じを表すことができます。
これは別にリズムを狂わすわけではないので使いやすいです。
(既存曲でもよく使われているので馴染みがある。)
これも先ほどと同様に完成したメロディをあえて8分音符分後ろに下げて聴いてみると、また変わった印象を受けます。
試してみると良いでしょう。
メロとメロの隙間を作る
ヨルシカがやっていた手法です。
本来ここにメロディの音が来るはずの部分にあえて空間を作る。
そうすることで「おや?」と一瞬困惑させます。
これをやるのも印象付けるテクニックです。
僕は意識的に空間を作るというか、直感で決めています。
例えば
裏メロと主旋律がかぶっている...
そんな時は主旋律の音をあえて削ってみる。
そのような場合にも使えます。
ヨナ抜き(ファとシを多用しない)
ヨナ抜きとはファとシを抜いた音階のことです。
完全にファとシを使わなくすると、日本の和風の音楽になります。
この音階を使うことで、日本人にとって心に残りやすいでしょう。
(昔から和風は日本人に親しみがある)
使ってもいいけど、なるべく多用しないことです。
音楽業界ではファやシは緊張をイメージさせます。
もし使う場合は隣の音に移動するときに使いましょう。
例えばファを使いたい場合...
ファ→ミ ファ→ソ に隣に移動させる。
ミ→ファ ソ→ファ に移動させる。
あまりおススメしない方法として...
ファ→シ シ→ファ
別の音からファに跳躍してファからまた別の音に跳躍する。
などです。
ファやシは初心者の場合、扱いが難しいためヨナ抜きをすることをおススメします。
なんかいいメロディが作れない場合はファやシを多用している可能性があるかもしれませんね。
その場合、ファやシを抜いてみるといいでしょう。
メロやリズムを繰り返し使って印象付ける
・メロを繰り返し使って後半だけ変えるパターン
・前後でリズムだけ一緒のパターン
この2種類で解説していきます。
サビやAメロは一番聴いている人を印象付けたい部分です。
Aメロとかは印象に残らないと途中で聴くのをやめてしまいます。
サビでも印象に残らないと万人受けは難しいかもしれません。
そんな時に使えるのが、メロディやリズムをリピートさせることです。
そうすることで印象に残るメロディを作れます。
その理由として人は反復させることで強く記憶に定着することができます。
耳に残りやすいということです。
つまり簡単で単純で反復するような曲を作れば、覚えてもらいやすいということです。
既存曲を聴いてみるとわかる通り、結構反復してフレーズを繰り返しています。
フレーズを繰り返すのは作曲する人にとってありがたいです。
なぜならコピー&ペーストするだけ。(ちょっといじったり)
なので積極的に使っていきたいです。
ではどのように作るのか解説します。
メロを繰り返し使って後半だけ変えるパターン
最初の4小節のメロディを作り、後半の4小節を変えます。
合計で8小節作れました。
そしたらこの8小節をコピー&ペーストするだけ!
作曲者側の手間が省けて時間短縮です。
サビのフレーズを繰り返し多用するパターンはあるあるのようです。
こちらも耳に残りやすいフレーズを作ることができます。
前後でリズムだけ一緒のパターン
まず2小節のフレーズを作ります。
(4小節でもいい)
そして2小節のリズムだけまんま使います。
合計4小節できました。
一度そのフレーズをコピー&ペーストすると良いでしょう。
そしたら後はコピーした音だけ変えます。
これもリズムが一緒なので聴いている人を印象付けることができます。
この手法のメリットとして、メロディが頭に思い浮かばなくても音を動かすだけで曲ができることです。
後はその4小節をコピーしてペーストするだけ。
このパターンは8小節のサビになることが多いです。
これも既存曲によく使われている手法です。
もし16小節作りたい場合は、新たにメロディやリズムを変えて聴く人に刺激を与えると良いかもしれませんね。
まとめ
今日はプロや有名アーティストも使っている作曲テクニックを5つ紹介しました。
このテクニックはDTMだからこそ使えるテクニックだと思っています。
存分にお使いのソフトを生かしてあげましょう。
いいメロディができないと悩んでいる方は今日の記事で実践してみると良いです。
ここで学習して試す人こそが作曲スキルを向上させてくれると僕は思っています。
ここで紹介しきれなかったテクニックがまだあるので、続きを知りたい方はnoteの方もぜひ活用ください!
↓未記入
メロディを作るうえで意識するべきこととテクニック〇選
意外と作曲者の意識が向かないマニアックな情報もあります。
それでは今日はここまで!
また次回お会いしましょう!